感想 ①

さて、今更だが5月5日に観に行ったツアーの感想を書いてみようと思う。

先日も書いたが、今回3年半ぶりにツアーを観に行った理由はざっくり言って3つ有る。

モーニング娘。がどう変わったのか?
②プラチナ曲をどう歌うのか?
③今後どうなるのだろう?

この3つについて自分の目で見て確かめたかったからである。
もちろん、非ヲタという立場で。

という事で、今日は①について書いてみようと思う。
先に断っておくと、暴言・失言あるとは思うがご容赦の程を。

さて、昨年11月に8代目リーダーが惜しまれながら卒業し、
同時に期待を持って12期が晴れやかな顔で加入してきた。

きっと、12期は事務所の崇高な戦略に基づいて選ばれたのだろう。
いきなり12期センターも有るかなってどこかで期待もしていた。

あれから約半年が経過したが、この半年でどう変わったのか?
何かが変化したのか?それとも、変化しなかったのか?

俺の独断と偏見によれば、一般的に人は停滞とか現状維持と言う言葉を
ネガティブな事だと考えているのだと思う。

ヲタもまたしかりで、ある体制が数年続くととたんに不平不満を言い出す。
特にハロヲタはその傾向が強いと感じる。

6代目リーダーのヲタがこんな事いうのはあれだが
やっぱり、4年間もリーダーをやり、その間体制維持したのはまずかったと思う。
もちろん、決してあの4年間は停滞とか現状維持だったとは言いたくは無いが・・・
まぁ、その話はまたいずれと言うことで。

なので、8代目リーダが約2年で卒業したのは体制を変化させるには
ちょうど良い頃合だったのかもしれない。

しかし、ヲタは本当に変化を求めているのだろうか?と疑問を感じる時がある。
停滞や現状維持は嫌だが積極的に変化を求めてはいないのではないかと。

一般論として言うなら、人は変化に対して否定的であり
しばしば抵抗する事が多いと思う。

なぜなら、変化にはリスクを伴う事が多く、多くの場合何かを失う事があり
場合によってはそれは大きな致命傷に成る事が有るからだ。
特に、現状においてある種の既得権益を持っている人にとっては
変化によって得られる利益はほとんど無い場合が多い。

話をヲタに戻すと、現状はCDの売り上げも10万枚以上をキープし
コンサートはどの会場もほぼ満員御礼状態である。
であるならば、わざわざリスクを伴う変化を積極的に望むだろうか?
必ずしも上手くいくとは限らない、むしろ失敗の可能性の方が高い変化を?

ヲタのブログやツイッターを見ると、ここ数年のEDMやフォーメーションダンスは飽きたという意見をよく見る。
あと、多分に嫉妬も含まれているとは思うが、そろそろセンターを変えろよって意見もよく見る。
しかし、だからと言って本心で変化を望んでいるようには到底見えないんだよね。

停滞や現状維持は嫌だが、だからと言って積極的に変化も望まない。
ヲタの望みは実にあいまいで中途半端な望みだと思う。

きっと、メンバーや事務所は頭を抱えているだろうね。
一体どうしたら良いんだと・・・

さて、前置きが長くなったが、実際コンサートを見た感じでは
俺には、かつて、いつか、どこかで見た気がする良くも悪くも変わり映えのしないステージだった。
少なくとも、一目見て変わったなーと感じる様なステージでは無かった。

もっとも、コンサート自体は大変楽しめて、十分満足できたのだが
変化という点においては少々肩透かしであった。

しかし、今回のツアーはヲタには評判が良いらしい。
という事は、やっぱりヲタは変化を強くは望んでいないのだろう。
まぁ、やっぱりなとは思う。

でも、非ヲタの俺には、少々不満が残った。
と言うか、本当にそれで良いのって。
まぁ、余計なお世話だが。

せっかく12期が加入したのにさ・・・
変化させないのなら何のために12期を加入させたんだって・・・
今がいいチャンスだと思うのだけどな・・・

ポジティブに考えるのなら、きっと俺が気づかないだけで
実は変化しているのかもしれない。
いや、きっとそうにちがいない。

たしかに、これだけの歴史と伝統のある組織だと
新しく作られた組織(カンガルやつばきやこぶし)の様に、いきなり革新的な変化はやりずらい。
失敗しても許される組織とそうでない組織ではおのずとできる事に差が出来てしまう。

また、失敗の無い変化を望むのなら、ある程度の時間は必要で
半年足らずでの変化では決して上手くはいかないだろう。

一般的に、変化のプロセスは・・・

①問題を特定し
②不必要なものを破棄し
③必要なものを温存

という経過を辿る事になる。

そして、何も無い所から何らかの変化を生み出す事は無く
変化によって変わるのはごく一部であり、多くの事は以前のままである。

よって、変化を拒む人たちに対して

①損失が齎されても、変化には価値がある事を粘り強く示し
②本質的なものを残せるのなら、その損失は受け入れる価値がある事を示す必要があり
③中心的なものは保たれ、集団は繁栄を維持できる事を示さなければならない

ゆえに、変化とは思いのほか時間がかかるものである。
と、最近読んだ本に書いてあった。

もっとも、今更言っても仕方の無い事だが本来改革は
プラチナ期が終わり9期が加入した時から初めていなければならず
8代目リーダーが居なくなってから慌ててやるような事ではないと思う。

しかも、握手会の乱発などでまやかしの売り上げアップを図り
グループの根底にある本質的な問題から目を逸らしてきた事務所を信じて良いのかって感じだが・・・

いずれにしても、黄金世代・プラチナ世代に続く第三世代の完成にはもう暫くかかりそうな気がした。
幸いにも、メンバーは若い子達なんだから焦る必要は無いと思うが
新しいグループがいくつも出来た現状では、そう呑気に構えても居られないだろう。
変化の歩みは止めてはいけない。


さて、②と③は明日以降にでも。