アカサギ

昨日紹介した本、「結婚詐欺師」はたまたまブックオフで見つけた本で、上下巻揃っていたので買った。
まず、タイトルに目が奪われ、最初の数ページを読んで『この本は面白そうだと確信」した。
もう10年前に刊行された本なので、読んだ方も多くいるだろうが、読んでない人はぜひ読んで欲しい。

連日各メディアで、『振り込め詐欺』や『オレオレ詐欺』や最近では『東京オリンピック詐欺』なる詐欺まであり
それこそ、耳にタコができるほどしつこいくらい報道されているのに、なぜか騙される人の数が減らない。

ただ上記の詐欺と比べて『結婚詐欺』についてはあまり報道されない。
刑法及び民法上には結婚詐欺の構成要件の明確な規定がないため、詐欺に当たるのかどうかがはっきりしない事が多いらしい。
なので多くのケースが、あいまいなまま有耶無耶の内に終わってしまうらしい。

ところで、クヒオ大佐て聞いたことあります?たぶん若い人は知らないかも?。
2009年に彼を題材にした映画が作られているので知っている人もいるだろう。

彼くらいパンチの効いた結婚詐欺師だと、報道される。
知らない人は年配の方に聞いてみるか、ぜひDVDを観て欲しい。
とにかく笑えるからw。

誰もが思う、なぜこんな奴に騙されるんだと。
アメリカ人って設定なのに英語を喋れないとか、とにかくむちゃくちゃな奴なのにねw

でも、これを騙された女性がバカで済ますのはなんだかしっくりとこないんだよね。
たぶん彼は騙す気で女性に近づいたのは間違いないが、それでも本気で女性を愛していたんだと思うんだよね。
なので、彼が捕まって刑務所に入れられたあとも、被害者の女性が面会に来ていたんだよね。
それと、自分が騙されたと認めずに被害届けを出さなかった女性もいたんだよね。

少なくとも女性は心の底から彼から愛されていると思い込んでいたようだ。
それすら、バカな女だと言ってしまうのはどうだろうねとちょっと思う。


さて、長々と前置きを書いたが、言いたい事は別にある。
だが長くなったので、また後日という事で。


10月10日公開『クヒオ大佐』予告編 - YouTube

 

結婚詐欺師クヒオ大佐 (新風舎文庫)

結婚詐欺師クヒオ大佐 (新風舎文庫)