それでは始めようか

俺が本格的にヲタクと呼ばれる人種になったのは11年前に遡る。
もちろん、日本に住んでいた訳だからあの熱狂は体験している。

猫も杓子もカラオケで歌っていたあの熱狂だ。

ただその時はもう良い歳だったので、熱狂には参加しつつもヲタクたちを冷めた目で見ていた。
そう、私の青春ど真ん中の頃にはこのグループはまだ存在していなかった。
アイドルを追っかけるなんてのは中高生や小金持ちのおっさんにだけ許された特権であり
当時大学生だった俺にはヲタ活動をするには中途半端な年齢だった。
手の届かない所に居るアイドルより近場の女子大生だった。
なので、11年前のあの大事な日より前の記憶はそれほど多くは無い。

はっきりと覚えている事は、バイト仲間とカラオケで歌った事と初代リーダーの画像を
なぜかネットで収集wしていたくらいしかない。

一応言っておくが俺は決して初代リーダーのヲタではない。
繰り返すが断じてヲタではない。
しかし、何故か画像を集めていた事は未だにはっきりと覚えている。

確か他のタレントやアイドルの画像も集めていた記憶もあるのだが
それが誰だったかはまったく思い出せない。

カラオケについて言えば、そもそも俺は音痴だからカラオケ自体が大嫌いだ。
なので、歌った事は覚えているのだがその時どうだったかはまったく覚えていない。

ああ思い出した。
たしか、シングルかアルバムを何故か欲しくなり何軒かCD屋を
梯子をしたのを思い出した。
ただ、それがどのCDでなぜ欲しくなったのかはまったく思い出せない。
しかもたしか、買えなかった様に記憶している。

今までヲタになる前の自分なんて振り返った事が無かったが、改めて振り返ってみると
ごく平凡で普通でどこにでもいるような一般人の人生を歩んでいたなと思う。
11年前のあの日の体験が無ければ、今でもこの当時のままだっただろうし
間違いなく現在とはまったく違う人生を歩んでいただろうと思う。
少なくともこのブログを書いてない事だけは断言できる。

以上で11年前のあの日以前のこのグループに関する記憶は終わるが
その時はまったく意識してなかったが後から思えば実に重大な出来事が俺にあった。

その事については段を変えて書き記そう。