大満足

今日も観劇。
ただ今日は昨日とは打って変わって、小さな劇団の舞台。
昨日の帝国劇場が約1900席なのに対して、今日の小劇場は約120人くらいで満員御礼になる。
まさに、舞台の熱気と共に汗や唾まで飛んで来るくらいだった。

何故観に行ったかと言うと、知り合いの知り合いが出演していて
今日はちょうど千穐楽だったのだが、最後くらい満員にしてやりたいと
知り合いに半ば強制的にチケットを買わされたんだよね。
まぁいつもチケットの手配をお願いしている知り合いだから、無碍に断れないし・・・

これまでにも、何度となく小さな劇団の舞台を見に行った事は有るのだが
素人の俺が偉そうに言うのなあれだが、結構当たりハズレがあるんだよね。
演出家や役者の熱意は十分伝わるのだが、なんだか空回りしていると言うか
見ているこっちが恥ずかしくなる事ってあるんだよね。

なので、さほど期待をせずに行ったのだが、今日の舞台は大当たりだった。
ストーリーは古典作品を現代風にアレンジと言うよくあるパターンなのだが
脚本も演出ももちろん役者も本当に最高だった。

二時間ちょっとの上演中、一度も飽きることなく
まさに息つく暇も無いくらい舞台に引き込まれた。

今日が千穐楽じゃなければ、多くの人に紹介したかった。
非常に残念である。

終焉後、ささやかな打ち上げがあるということで
ずうずうしいかと思ったが、是非にと言われ打ち上げに参加させてもらった。

そこで、意を決して役者さんにいろいろと質問をさせてもらった。
普段はどんな生活をしているのかとか、なぜ役者を目指したのかとか
普段どんな稽古やレッスンをしているのかとか、目標は何かとか。

特に興味深かったのは、オーディションの話だった。
俺が勝手に想像していた感じとはだいぶ違っていた。
俺の想像をはるかに超えるシビアな世界だと。

あと、内緒の話として今をときめく某女優と一緒のオーディションを受けたって話は
なかなかのキワドイ話だったw
なので、この話は墓場まで持って行こうと思うwww

最後に、不躾な質問だとは思ったがあえて聞いてみた。
「帝国劇場の舞台に立つのが夢なんですか?」と。
それに対して食い気味に、間髪を入れずに答えた。

「もちろんです。ただこれまでにも何回もオーディションを受けているが1次審査がやっとなんです。」
「でも、諦めずにいつか合格して立ってみたいです」と。

この話をぜひ浮かれポンチに聞かせてやりたい。
自分がいかに恵まれた環境にあるかということがきっと分かるはずだ。