大儀の前につまらぬ面目など無用

先日の大河ドラマ軍師官兵衛』でこんな場面があった。
官兵衛は秀吉から義兄弟の契りの誓紙を貰い、有頂天になって舞い上がってしまい
功を焦るあまり、周りが見えなくなっていた。
それに気付いた竹中半兵衛は、その誓紙を燃やそうとして官兵衛がブチキレる。

半:その様な下らぬものが有るから、周りが見えてこぬのでござる。
官:くだらぬもの(怒)秀吉様から頂いた誓紙を下らぬものと申されるか(怒)
半;官兵衛殿は、何か大きな考え違いをしておられるようでござるな。
官:なにを言っておられる(怒)
半;誓紙などただの紙切れ。その様なものに拘ってなんになる。
  お主は今、秀吉様の為にと焦ってばかり、秀吉様の為に手柄を立てて
  喜んでいただこうとしているだけではござらんか。
  それで良いのか?もともと目指していたものは何でござる?
  お主は何のために、播磨中を駆けずり回っているのか?
  紙切れよりも大事な事があるはず。
  『大儀の前につまらぬ面目など無用』

半兵衛はそう言って官兵衛を嗜めた。
そして、官兵衛はようやく我に返り、目が覚めた。
自分の目指していたものが何であるか、大儀は何であるかということを。

まさに、今の愛ちゃんの状況に似ている。
愛ちゃんは今、まったく周りの状況が見えていない。
愛ちゃんの周りのイエスマンたちはおめでとうと祝福してくれるのに
なぜかそれ以外の場所では自分たちが世間の笑い者になっている事に強い不満と不安を感じているのだろう。
おそらく、本人たちはもっと新婚特需があると思っていたのに、期待に反してまったく無かった。
それなのに、もうすぐ特需が消えてしまうから、さらに功を焦って必死にブログにあいつを載せて宣伝をしている。
もはや、なりふり構わずといった感じである。

しかし、すべて逆効果になっている。
載せれば載せるほどファンはドン引きで、どんどん離れていっている。
載せれば載せるほど墓穴を掘ることになる。
それはブログのコメントに如実に現れている。

ファンの我慢の限界も、とうに突破している。
もうすでにファン離れの雪崩は始まっているのだ。

今、止めないと取り返しの付かない事になるだろう。
しかし、残念ながら半兵衛様のように、愛ちゃんを窘めてくれる人は周りには誰一人居ない。
事務所の会長や社長の言葉にも耳を貸さない愛ちゃんを説得できる人なんて居る筈が無い。

このまま座して死を待つのみなのか・・・
到底承服できない。